令和4年6月に開催されたいわき市議会では、様々な重要な議題が取り上げられた。特に、ウクライナ避難者への支援、児童虐待防止、土砂災害の防止策が主要な焦点となった。
会議の冒頭、遠藤崇広議員は、震災後の福島県沖地震や茨城県沖地震の影響に触れ、被災者支援を求めた。報告によれば、いわき市では罹災証明書発行の期間延長や支援を継続する方針が確認された。
さらに、議員はJRいわき駅周辺のまちづくりについても言及した。磐城平城の再開発と観光活性化について、観光文化スポーツ部長の千葉伸一郎氏は、城の歴史的価値を次世代に伝える施策を詳述した。特に、発掘調査の成果が地域資源として機能することを強調している。
次に、児童虐待に関する質問も行われ、発言者は、児童虐待件数の増加傾向について警鐘を鳴らした。保健福祉部長の久保木哲哉氏は、虐待防止の支援策や取り組みを説明し、地域全体で子供の権利を守る取り組みの重要性を強調した。特に、家庭訪問や相談体制の強化が図られるとの説明があった。
さらに、土砂災害の防止についても議論された。危機管理部長の飯尾仁君は、実施中の土砂災害警戒区域の指定に伴う市の対応を説明し、地域住民への理解と避難経路の研修について言及した。
また、PCB廃棄物処理に関する議題では、環境法規の遵守を確認し、未処理の廃棄物管理状況が説明され、事業者への監視と指導が強化されることが求められた。
最後に、子育て支援についての各種施策が話し合われ、特に国民健康保険税の軽減措置が焦点となった。教育部長は、教育支援の充実を約束し、収入に応じた負担軽減策を検討する意向を表明した。