令和2年8月4日、いわき市で開催された定例会において、重要な議案についての審議が行われた。
本日の会議では、まず議案第22号及び第23号について市長から提案理由の説明があり、新型コロナウイルスの影響に対応した補正予算案が中心テーマとなった。
市長の清水敏男氏は、議案第22号において新生児支援のための特別給付金を創設することを述べ、特に「新型コロナウイルス感染症の影響を受ける中で、支援が必要な家庭への支援を強化する」と強調した。
その後、補正予算案は9億1千873万3千円の補正額のもと、一般会計の総額は1885億5千660万4千円に達すると説明された。さらに、議案第23号については、公務上の災害により職員が亡くなった件に関し、和解を求めると述べ、亡くなった職員の冥福を祈る発言があった。市としては、職員が安心して働ける環境づくりに全力で取り組むことが求められる。
次に、議案第1号から第23号までの採決が行われ、多くの議案が異議なしで可決された。市民生活常任委員会から報告された内容では、特に学校給食への地産地消施策や、地域経済活性化のための取り組みが盛り込まれ、特に水産物の学校給食提供が問われることになった。
市民生活の向上と地域の活性化に関する議論は、今後も重要な課題として扱われる。続いて、議案第24号の人事案件についての提案理由説明があり、住民の安全を守る役割を担う行政の重要性が再確認された。
さらに、意見書案の提出も行われ、医療従事者や介護従事者の人材確保に関する提言も行われた。地域医療を維持するための取り組みについては、議会全体で継続的な検討が必要であるとの声も上がっている。
最終的には、請願第7号の採決が行われ、新型コロナウイルスの影響を受ける医療施設への支援を求める旨が採択された。