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塙町がB&G防災倉庫設置条例を可決、地域防災力強化に貢献

塙町は10月16日の臨時会でB&G防災倉庫設置に関する条例を可決し、地域防災力の強化を図る方針を決定した。
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令和5年10月16日、塙町役場において第4回臨時会が開催された。今回の会合では、主要議題として塙町B&G防災備蓄倉庫設置に関する条例の制定が取り上げられた。

議案第42号は、災害時に活用できる機材の配備と人材育成を目的として、公益財団法人B&G財団からの支給を受け、塙町が防災倉庫を設置するためのものだ。町長の宮田秀利氏は、「この条例により、災害時の備えを充実させる」と述べた。

生活環境課長の八幡祐圭氏による説明では、救助艇6艇や油圧ショベル2台、スライド式ダンプ2台が支給されたことが強調された。また、町が購入した機材の詳細が述べられた。これには蓄電池や救命胴衣、非常用テントなど、多岐にわたる装備が含まれている。議会からの質疑においては、機材の一般貸出について議員からの意見が交わされた。

次に議案第43号、財産の取得の変更が提案された。役場新庁舎建設に伴い、議場備品の購入にかかる変更が必要となった。町長は、議員が使用しやすい環境の整備が重要であるとし、装備の改善を進める旨を発表した。財産の取得の変更に関して、総額約2,776万6,200円が見込まれている。

廉価での提供が求められる中、まち整備課長の大森淳一氏は、今回の改修により機材の保守と安全面の確保を図っていくと説明した。議員からは、予算超過への懸念が示される一方、利便性向上には賛同する意見もあり、議会が活発な議論を展開した。

最後に工事請負契約の議案第44号が確認された。町道北野松岡線の道路改良工事がテーマで、9,757万円での契約が見込まれている。事業の完成を令和6年度末までに見込むとして、工事の進行が期待されている。町長の宮田氏は、地域の交通環境を向上させる必要性を訴え、今後の方針を示した。

臨時会は、すべての議題が終了した後、午前11時21分に閉会となった。今回の臨時会の結果は、塙町の防災体制や地域振興に向けた重要な一歩となると評されている。

議会開催日
議会名令和5年10月第4回塙町議会臨時会
議事録
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