令和6年5月20日、会津若松市議会は臨時会議を開催した。出席議員は26名であり、議題に上がったのは議案第45号、一般会計補正予算に関するものである。
開会に先立ち、議長の清川雅史氏が議会の運営を進めた。その後、委員会の審査報告に移り、予算決算委員会の丸山さよ子議員が報告を行った。議案第45号は、令和6年度の一般会計補正予算(第2号)であり、特にスマートシティ推進事業に関連した内容が重要視された。
丸山議員は、補正予算の審査において、スマートシティ事業の補助金額や財源についての詳細を述べた。予算の内容には、システム改修に対する委託料や、デジタル化に重要な事業費が含まれており、合理的な財源の確保が求められている。また、デジタル田園都市国家構想交付金の活用も計画されていると報告した。
その後、成田芳雄議員が議案に対して反対の討論を展開した。成田議員は、スマートシティ推進事業における財源の透明性への懸念を示し、予算の積算根拠の不明確さについて指摘した。具体的には、事業者が提供する価格が信頼できるものであるかどうか、疑問視した。
議長は委員会の審査報告に対する質疑を受け付け、何も異論が出なかったため、討論を終えた。そして、議案第45号は原案通り賛成多数により可決された。これにより、会津若松市はスマートシティ関連予算の実施に向けて一歩を踏み出すこととなる。
最後に、議長から散会の宣言があり、午前11時08分に臨時会議は終了した。市議会では、今後の市民ニーズに応える施策が進められると期待されている。