会津若松市議会は、令和2年2月定例会の中で幅広い議題を取り上げた。
新型コロナウイルス問題に関して、まず市では「感染確認の場合の対応シミュレーション」の整備状況を問われ、健康福祉部の長谷川健二郎氏は、県の保健所が中心となり、市は情報をフォローしていくと応じた。
十日市に関する議論では、出店者数と来場者数の推移が報告された。出店者数は過去10年で減少傾向が見られることから、松崎新議員は、「古い文化を未来につなげていくための支援が重要」と述べた。これに対し、市の観光商工部長は、今後の出店者支援についても積極的に行う意向を示した。
また、観光に関する実態調査が重要視されており、特に観光消費額のデータ収集が必要であると議論された。企画政策部の福島一郎氏は、観光消費を把握するための取り組みを続ける考えを示した。
さらに、庁舎整備基本計画について、市民からの様々な議論を受けて再検討が行われており、新たなガバナンスや市民の意見が重要であるとの認識が強調された。市長は「市民の意見を反映させながら進める」と応えた。