令和4年2月定例会が3月22日に開催され、各議案及び請願が審議された。
今回は、議案第2号及び請願第1号、意見書案第1号が中心に討議された。特に、福島県の最低賃金についての議論が大きな関心を集めている。
総務委員会の小倉孝太郎議員は、議案第21号について企業との関係についての質疑があったことを報告しつつ、透明性や公平性の確保はなされていると主張した。これに対し、議員間での意見が分かれ、自県の経済との関連性から企業と自治体との関係性が懸念される場面も見られた。
文教厚生委員会の横山淳議員は、医療費負担増加について厳しい意見を述べた。葉口群議員は高齢者の医療制度に関し、保険料が引き上げられることの深刻さについて言及した。長岳賢次財務部長は、医療制度の運用についての説明を行ったが、敏感な問題であったことから、出席者の間に緊張感が漂った。
また、追加提案された意見書案第1号「福島県最低賃金の引上げと早期発効について」についても審議が行われた。議案に対する賛同と異論が交わされる中、賃金を引き上げるべきとの意見が強く表明され、市民生活の改善が求められている。
このほか、建設委員会では新たな道路条例改正についても審議が行われ、特に自動運転関連施設の設置に関する法整備が主な焦点となった。除雪機械の取得に際しては、新型コロナウイルスの影響が懸念されており、納期が延長される可能性についての議論もなされた。
また、予算決算委員会では令和4年度の一般会計予算が審議され、自衛官募集業務に関する質問があり、市の立場が強く求められる場面も見受けられた。市長の室井照平氏は、市民の安全と福祉の向上を強調した。
全体として、多くの議題が活発に論じられ、市民の生活に直結する問題が多いため、前向きな意見と反対意見が混在した議論がなされ、市議会の重要な機能が果たされる一幕となった。