令和4年第1回みやこ町議会定例会が、3月2日午前10時に開会いたしました。
井上幸春町長は、議会の開会に際し、出席議員12名の協力に感謝の言葉を述べました。
この日の議事では会議録署名議員の指名や、会期についての協議が行われ、会期は3月14日までの13日間とすることが決定されました。
特に注目されたのは、議員の辞職許可に関する報告です。
内田直志議員が辞職を希望し、地方自治法に則りその許可が報告されました。
続いて、行政報告が行われ、井上町長は新型コロナウイルスワクチン接種や地域経済対策について具体的な施策を紹介しました。
特にワクチン接種は、新たな変異株の影響を受け、接種体制の強化に取り組んでいることを強調しました。2月からは豊津公民館での集団接種も開始され、町民の健康維持に向けた支援が続いています。
また、地域経済を支援するためのプレミアム付商品券事業についても言及しました。
この事業によって、町内で2億9,700万円の商品券が利用され、商業活動の活性化に寄与したとのことです。
さらに、みやこ町の特産品として、犀川崎山の九州菊がブランド品に認証され、地域の魅力向上への取り組みが評価されました。
人事案件では、農業委員会委員の任命について、藤河孝俊氏をはじめとする多くの候補者が提案され、全員が賛成をもって承認されました。
また、議案第20号では令和4年度の一般会計予算が提案され、歳入歳出それぞれ111億3,850万円が計上されています。
質疑も行われ、特に議員からは農業委員に関する男女比率の配慮について質問があり、行政側は対応を約束しました。
会議は規定の議事を終え、健全な町づくりに向けた施策が今後進められることが期待されています。