令和4年6月定例会(第2回)が9日に開かれ、議題では、早産児と低出生体重児、外来植物、ウクライナ避難民受入れなどさまざまな問題が議論された。特に、早産児および低出生体重児の増加が取り上げられ、鳥海直樹議員は、近年の日本における這たや外来植物問題の関心を示した。
本市の早産児の割合について小泉一成市長は、「直近5年間のデータをもとに、早産児の割合はおおむね横ばいだが、低出生体重児は増加傾向にある」と説明した。この問題について鳥海議員は、早産児と低出生体重児の背景には、医療進歩と双子や三つ子出産の増加が影響していると指摘した。
続けて、鳥海議員は新生児集中治療室(NICU)の整備状況を尋ね、千葉県内のNICUの数に言及し、市長は本市での計画について説明した。また、外来植物問題についても具体的な監視を行い、不適切・有害な植生への対策を求めた。
また、ウクライナからの避難民に関しても議論が行われた。現在、成田市内ではウクライナ避難民を受け入れる準備が進められており、シティプロモーション部長は、「民間アパートや市内ホテルの利用を検討している」と述べた。
さらに、議題には物価高騰が含まれ、学校給食の費用が今後影響を受ける可能性も示唆された。特に、必要な食材が不足する可能性があるため、市の対応についても質問が続いた。市長はこの問題に対し、外部支援を含めた適切な措置を講じる方針を示した。
最後に、本市では大学との連携によるまちづくりについても言及がなされ、特に国際医療福祉大学との連携が強調された。市長は、今後の地域活性化に向けて大学の持つ知識と人材が地域にプラスになるよう取り組む方針を重ねて強調した。市は、子供たちの体力向上や生活支援などにも力を入れていく意向を示した。