令和2年12月3日、君津市議会において定例会が開催された。新型コロナウイルス感染症に関する医療体制の整備をめぐり、各議員から活発な質問が寄せられた。特に、高橋健治議員は国や県との連携を強調し、市内の受入病院9機関の実情に基づく具体的な対応策が求められた。
また、佐藤葉子議員が提案した住居確保支援については、居住困難な市民へのサポートを強化する必要性が指摘された。2022年度から新たに始まる予定の支援策については、条件を緩和し、より多くの市民に行き渡るように調整が進められる。
環境政策に関連しては、茂田市民環境部長が本市のリサイクル率が高いことを報告。市民が参加する取り組みの中で、プラスチックの一括回収や使用済み紙おむつの再資源化に向けた検討も進められる予定。地元の企業や団体との協力による環境負荷削減の取り組みについても、議員から積極的な提案が寄せられた。
消防団の活動についても議論があり、消防団員の確保や操法大会のあり方について改善の必要が議論された。新たな取り組みとして、若者を対象にした消防団のPR策が提案され、団員募集の現状に関しても問題点が指摘された。
市長はこれらの質問に対し、まず市民の安全を守る観点から、現状を的確に把握し、取り組みを進める意向を示した。特に、デジタル化の推進を今後一層進めることで、市民サービスの向上を図るとともに、地域活性化への貢献も重視する方針を打ち出した。