令和3年第1回君津市議会定例会が開催され、重要な議案が可決された。
議案第18号から第24号までの一括審議において、委員長たちが詳細に報告した。特に、議案第20号である令和2年度君津市一般会計補正予算（第11号）は、新型コロナウイルス対策や公共事業の見直しが焦点となり、多くの質疑が行われた。
総務常任委員会の委員長、野上慎治氏は、令和2年度補正予算の内容に触れ、特別定額給付金事業に関する減額補正を8,646万3,000円と報告した。獲得した財源を明示し、特に新型コロナウイルスの影響による経費削減の重要性を強調。他にも、高速バス通学支援事業や業務環境改善事業について質疑があり、慎重審査の結果で議案は原案通り可決された。
教育福祉常任委員会の松本裕次郎氏は、ワクチン接種に関する議案に注目が集まる中、3,824万9,000円の増額補正を説明。高齢者への接種推進を強調し、迅速な体制の確保を求めた。
また、経済環境常任委員会からは、奈良輪政五氏が議案第18号の市道八重原線の工事について報告。未買収用地の交渉や工事の進捗状況が確認された。委員からは、道路整備の重要性を再確認する意見が相次ぎ、早期の完成を望む声が聞かれた。
議会では休会の決議もなされ、今後の議案調査に向けて2月27日から3月4日までの6日間を休会とすることが確認された。議会は教育、経済、福祉など多岐にわたる問題に取り組み、市民の生活向上を目指す姿勢が一層求められている。