令和3年9月7日の君津市議会定例会では、様々な重要な議題が討議された。
市長の石井宏子氏は、追加議案として「市民体育館屋根・外壁改修工事請負契約の締結」と「令和3年度君津市一般会計補正予算(第7号)」を提案した。
議案第14号(市民体育館屋根・外壁改修工事請負契約の締結)は、ホーナン建設工業株式会社との契約で、請負金額は2億2,820万6,000円に上る。
また、議案第15号の補正予算は、(仮称)貞元保育園の整備や新型コロナウイルス感染症対策の事業者支援経費を含み、歳入歳出それぞれ8,502万4,000円が追加され、総額は353億1,772万3,000円となる。
議論の中で、議員の野上慎治氏は、「誰一人取り残さない社会」実現に向けた提案を行った。
具体的には、障がい者が社会に参加できる機会を確保する農福連携や、経済的理由により教育が妨げられる学生に向けた給付型奨学金制度の創設、また、孤立化を防ぐための支援策の強化が求められた。
市長は、農福連携については「障害者の就労支援を行う事業所が農業に取り組んでおり、地域農業の活性化に寄与する」とし、給付型奨学金制度については「地域人材の育成に資する施策を検討していく」との見解を示した。
また、新型コロナウイルスに関連する議論では、段階的なワクチン接種状況が報告された。市内での接種状況は、著しい進展が見られるとされ、さらなる接種推進が期待される。
この日程では、君津市の未来を形成する地域全体の協働が重要視され、課題解決に向けた取り組み、具体的な施策に対する議論が活発に交わされ、地域の住民の一層の幸せを追求していく姿勢が重視された。