令和3年第1回君津市議会定例会が開催された。
本会議は、午前10時より開会され、出席議員は22名。議長の鴇田剛氏は、追加議案の受理並びに議事日程の決定について報告しました。特に、議案第31号と第32号では、君津市の令和2年度および令和3年度一般会計補正予算が提案されており、興味深い質疑が展開される見込みです。
議案第31号は、令和2年度君津市一般会計補正予算。この中には、新型コロナウイルス感染症の影響を受けた社会福祉施設への支援が含まれています。また、歳入歳出をそれぞれ4億1,815万1,000円追加する計画で、総額は449億593万円を見込んでいます。議案第32号は、同様の理由で、令和3年度の補正予算として歳入歳出を2億213万7000円減額するもので、予算総額は341億7,786万3,000円となっています。
一般質問も行われ、下田剣吾議員は、石井市長に対し新しい総合計画に関して詳細な質問を重ねました。特に本市での移住促進策や公民館の防災対策、また教育に関する施策についても議論されました。市長は、移住支援金制度の活用について強調し、地域の活性化に繋がる施策を進める方針を示しました。
また、教育部長はデジタル教育について言及し、タブレット端末の配備状況や実施状況についても現状を報告しました。今回の議会において、デジタルと実体験を組み合わせた教育の重要性が強調され、その実現が期待される状況です。
さらに、犬を散歩させている市民からの声を受け、公共交通に関する課題も浮き彫りとなりました。特に交通弱者の問題やバスの運行コストの増大が議論され、多くの市民が抱える外出に困難を感じていることが指摘されています。市はこの点についても今後の改善策を検討する意向を示しました。
最後に、議長は次回の委員会付託や質疑のスケジュールを確認し、議会を散会としました。本会議を通じ、市民生活に直結する重要な問題が多く提起され、今後の動向に注目が集まっています。
議会の進展により、予算案の精査に向けた作業も進められる予定です。市議会は市民の声を持ち寄り、市民にとってより良い施策の実現に向けた取り組みを引き続き推進します。