令和3年第4回君津市議会の定例会が、12月17日に開催された。多くの重要議案が審議され、全会一致で可決された。
本定例会では、特に発議案第7号と第8号が注目を集めた。
公共交通調査特別委員会の設置について提案した小倉 靖幸君は、少子高齢化と人口減少の進展を背景に、住民が利用しやすい移動手段の重要性を強調した。特に、現行の交通網の拡充だけでなく、効率的な見直しの必要性が叫ばれ、全員一致で設置が決まりました。
もう一つの重要な発議は、高橋 明君による脱炭素社会調査特別委員会の設置である。異常気象による自然災害が深刻化する中、君津市は環境グリーン都市の実現を目指し、温室効果ガス排出量の削減を宣言。委員は地域資源の最大活用や経済の循環を提案し、持続可能な開発を促進すべき旨を訴えた。
この日、その他にも議案が審議され、君津市特別職の指定等に関する条例の新設、特別会計の改正や民間委託についても前向きな意見が出され、可決された。特に文化ホールの指定管理者制度については、地域振興が期待される。
また、中央図書館空調および照明設備の改修に関する議案も審議され、長期間の休館が見込まれるが、早期再開に向けた対応が求められている。議会では、緊急に必要とされる地域資源を大切にし、新型コロナウイルスの影響で変化した議題に柔軟に対応する姿勢が示されました。
最後に、議長の三浦 章君は市制の施行50周年を迎える点にも触れ、今後の市政運営においても市民の意見を十分尊重することを表明した。議会は、市民に安心と信頼が得られる施策を進めることを約束し、閉会を迎えた。