令和5年3月24日、君津市議会は定例会を開催し、様々な議案が審議された。市長の石井宏子氏は本会議で、副市長の選任について提起し、これに対し議会は全員異議なく同意した。
新たに選任された中川茂治氏は、過去37年間の経験を持ち、地方行政への貢献が期待されると述べた。中川氏は、「君津市の発展に貢献したい」と意気込みを語った。続いて危機管理監の任命が提案され、前任の石倉丈士氏から森勝利氏が後任として選ばれることも承認された。
議事では、特に「君津市市民センター設置条例」の制定が注目された。市民センターは地域住民の協働の拠点を目指している。この条例では、地域名にちなんだ「地域市民センター」とすることが述べられ、地域住民への周知が強調された。また、職員の増員や市民センターの機能充実も求められた。
更に、学校給食費についても議論が交わされた。本議案では、多子世帯に対する学校給食費無償化が進む中、すべての児童に対して無償化を行うことが求められた。戦後の物価高騰への対応が、今後の予算編成で必要であるとされ、市議会内での活発な意見交換が行われた。
さらに、令和5年度の予算案が審議され、新型コロナウイルス対策や経済政策の推進が期待されている。特にDX(デジタルトランスフォーメーション)関連の予算配分も注目されており、情報発信施設の整備や電子申請サービスの導入が今後の重要な施策として検討されている。
このように、君津市議会は地域のニーズに応えるため、様々な施策を推進しながら市民の声に呼応する姿勢が見られた。議会の閉会をもって、市長は今後の課題解決に向けての協力を呼びかけ、さらなる市の発展を期待すると述べて締めくくった。