令和3年第1回君津市議会定例会が3月23日、午後2時に開会されました。
本定例会では、追加議案の受理や、各議案・陳情に関する議事日程が決定されました。特に、議案第33号の固定資産評価員の選任についてや、議案第34号の令和3年度一般会計補正予算に関する説明が行われました。
まず、追加議案の受理に関し、市長の石井宏子氏が議案第33号と第34号を提出しました。
石井市長は、この一連の追加議案について、固定資産評価員の選任と新型コロナウイルス感染症に関連する生活支援策として、児童扶養手当受給世帯への支援を計上したことを説明しました。特に、補正予算では生活支援を行うため、児童1人に5万円の給付が予定されています。
次に、議事日程の決定に関して、議長の鴇田剛氏が各議案と陳情についての審議を進めると告げました。日程第1から第6までが割り当てられ、会議録署名議員も指定されました。
総務常任委員会からは、学校給食費の管理に関する条例の制定や職員の特殊勤務手当支給条例の一部改正など、合計4件の議案が報告されました。これらの議案はすべて、議員の全会一致で可決されました。
また、陳情第1号においては、JR内房線へのワンマン運転導入に関する意見が述べられ、利用者からの安全性についての懸念が指摘されました。これに対して、賛成意見と反対意見があり、慎重に審議されることとなりました。
教育福祉常任委員会でも、君津市立小学校設置条例の一部を改正する条例の制定について、議論が展開されました。特に、新たに統合される学校名や位置について市民の意見が反映されることが期待されています。
経済環境常任委員長の報告では、広域廃棄物処理事業に関する提案がなされ、議事進行がスムーズに行なわれました。特に、次期施設の建設地が富津市に決定したことが強調されています。
この他にも、令和3年度財政見通しや、社会保障制度に関する議論が続きました。議会の皆様は、新型コロナウイルス感染症の影響を受けつつも、迅速な補正予算編成の必要性が認識されています。
市民からの期待に応えるため、議員の皆様は今後も協議と提案を重ねる方針を示しました。
最後に、閉会に際して市長は、今後の施策に関する方針を改めて確認し、全ての議案が慎重に審議されたことに感謝の意を表しました。市制施行50周年を迎える年でもあり、今後の発展を見据えた取り組みが求められています。