令和元年第2回君津市議会定例会が6月3日に開催された。開会の挨拶において、議長の鈴木良次氏は、出席議員19名を確認し、定足数に達したことを報告した。
特に注目を集めたのは、真木好朗議員の急逝に関する追悼の拝詞である。この件について、鈴木議長は「まことに痛惜の念に耐えません」と述べ、1分間の黙祷を行った。
追悼の言葉では、小林喜久男氏が真木議員の功績を称え、君津市の発展に寄与したその姿勢に感謝の意を表した。小林氏は、「真木好朗議員のご功績は、永久に輝き、時は流れるとも市民の心に記憶される」と強調した。さらに、石井宏子市長も同様に悲しみを表し、「真木議員を失ったことは君津市にとりましても大いなる損失でございます」と語った。
会議では、名誉市民の推挙に関する議案が上程された。これに対して市長が提案理由を説明し、元市長鈴木洋邦氏の人徳や市政への貢献を称えた。鈴木氏の長年の市政運営や教育の分野での功績が具体的に述べられ、議員一致して名誉市民としての推挙が決議された。
また、令和元年度一般会計補正予算の説明があり、特に国庫からの交付金の増額による橋梁補修工事費の増加や、介護保険料の軽減措置が話題となった。市民の福祉向上に向けたさまざまな施策が今後も期待されている。
今回の定例会では、常任委員の所属変更や、広域下水道組合及びかずさ水道広域連合企業団の議会議員の選挙についても議論された。全体の会期は19日間とされ、各議案の審議や質問が続けられる見込みである。また、議案に対する質疑応答が行われ、議会運営の方針が議論された。