令和2年第1回君津市議会では、様々な政策が議題に上がり、行政の取り組みが強く求められている。特に、大きな課題として道路や河川の整備が挙げられた。
まず、道路については、830キロメートルに及ぶ本市管理道路の維持管理が重要である。特に、交通事故を防ぐためには、交差点付近の車止めポールや横断歩道の整備が必要とされる。市長の強調どおり、事故防止対策に迅速な対応が求められる。
次に、君津市に流れる小糸川や小櫃川についても重要視されている。台風など自然災害により、河川の増水や浸水被害を抑えるためには、適切な水位監視設備が不可欠であり、市としても早急に整備が求められる。
また、小糸地区の公共交通の現状についても質疑が行われた。特に、公共交通機関の利便性向上が高く望まれており、地域自らが運営する交通手段の形成も必要とされる。今後、地域住民と共に、ボランティアやNPO法人の立ち上げなどを検討していく方向である。
子育て支援策においては、君津市子育て世代包括支援センターの設立が発表され、このセンターは母子保健や育児に関する相談に対応することが期待されている。市民にとって心強い存在となることが求められる。
さらに、子ども医療費助成制度の拡充についても意見が集まった。現状は中学生までが対象だが、18歳までに対象を広げることも求められる。この制度の充実が人口減少抑制に結びつく可能性があるという意見が強調されている。
加えて、学校現場における給食環境の改善が必要であり、トイレ状況の見直しが求められている。老朽化した設備の早急な整備が市にとって重要な課題となっている。
最後に、有害獣被害についても市民からの報告が多く寄せられており、迅速な対応が求められている。これからの加害対策を講じることで、農業者の生産活動を守る必要がある。
君津市として、これらの課題に対し、地域協力を強化しながら、持続可能なインフラ整備及び社会的支援策を推進していくことが求められている。