君津市の議会は、令和5年6月8日、第2回定例会を開催した。
会議では、公園ボランティア、特別支援教育、公共交通に関する多くの議題が議論された。
まず、君津中央公園でのボランティア活動の事実が成果として報告された。ボランティアは2006年から花壇整備などを担当しており、地域の憩いの場を守ってきた。
ところが、今年の3月31日、突如としてボランティア解散の通知が届き、参加者は困惑する事態に至った。この解散は、近年の人員不足や管理運営に関する課題を受けたものである。
公園管理に関して、榎本 弘君建設部長は、今後ボランティア団体に対して職員の支援を強化し、花壇の美しさを維持する考えを示した。市としてもボランティア団体の活動を支え、公園の維持管理に努める。
次に、教育に関する議題では、特異な才能を持つ児童への支援についての国の新しい方針が示された。そして、ヤングケアラー、すなわち家族の世話を行う未成年者への支援体制の重要性についても再確認された。市の取り組みとして、小中学校における相談体制の強化が図られている。
特に、ギフテッドの教育も課題として浮上し、教育長の粕谷哲也君は、国の動向を注視し最適な支援法を模索する意向を示した。
保坂好一君は、公共交通政策にも触れ、特に交通網が不足する地区での解決策が求められているとし、具体的な施策を提案した。富久橋の安全性についても、多様な対策が必要だという考えが示され、今後の検討を期待する意見も上がった。
この会議を通じて、公園管理、教育政策、公共交通の重要課題が浮き彫りになり、今後の施策において具体的な実行が求められていることが明確になった。市は、議員や地域住民との協働で、これらの問題に立ち向かわなければならないと強調された。