令和5年第1回君津市議会臨時会が10月23日、君津市議会議事堂で開催された。議会の重要な役割を果たす議長および副議長の選任が行われ、今後の市政運営へ向けての第一歩が踏み出された。
新議長に就任した小倉靖幸君が、議会の運営方針を明らかにした。小倉議長は「持続可能なまちづくりのため、君津市総合計画を尊重し、着実に実行することが重要」と強調した。この構想は、中心市街地の活性化や公共交通の利便性向上を目指している。
続いて副議長には高橋明君が選任された。高橋君はスムーズな議会運営のための努力を誓った。両者ともに市民の声を大切にし、開かれた議会を目指すことを約束している。
また、議事日程においては、千葉県後期高齢者医療広域連合議会議員や君津中央病院企業団議会議員の選挙など多くの重要な議案が審議された。特に決算に関する議案が承認されたことは、市の財政においてもポジティブな影響を期待できる。この決算には、一般会計や各特別会計に関する重要な数値が含まれており、財政状況の健全化が求められる中での承認は評価される。
市長の石井宏子君は、議会における新体制へ期待を寄せ、今後の市政運営に対する理解と協力を各議員にお願いした。市長は具体的な市政運営方針についても言及し、「市民一人ひとりが幸せに暮らせるためのまちづくりを進めてまいります」と述べた。市長の施策は、地域包括ケアや経済振興など、幅広い観点からのアプローチを含んでいる。
最後に、議会は今後の市政に向けた方向性を示した。この臨時会で審議された内容は、今後の議会運営や市の施策に大きな影響を与えることが期待されており、参加した議員及び市民の関心も高い姿勢が伺えた。新たなステージに向けての出発となった。