君津市議会は令和3年12月1日に定例会を開催し、様々な施策について議論が交わされた。特にスポーツ振興や子育て支援に関する提案が多く取り上げられ、市民の声が政策に反映される重要性が再確認された。
議会の中で、石上塁議員はスポーツ推進計画における進捗状況を質問し、現在の施策が多くの市民に浸透しているかどうかを確認した。例えば、小中学生の運動能力証合格率の向上や「する」・「観る」・「支える」スポーツの基本施策について話題が及び、子どもたちに対する具体的な取り組みの必要性が強調された。特に、学校と地域スポーツクラブの連携が進められており、スポーツ活動がより一層で広がるよう目指されている。
また、中学校の部活動についても言及があった。部活動のしくみが教職員や生徒に与える影響について理解が求められ、地域スポーツの支援も含めた新たな取り組みが必要であることが認識された。一方、部活動に対する支援の必要性や地域連携についても意見交換が行われ、教員の負担軽減が重要視されている。
君津市では既存のスポーツ施設の整備や、特に内みのわ運動公園のリニューアルが決定されている。市民が集う場所としての役割を果たすため、様々なイベントや新たなスポーツの導入に力を入れていく姿勢が見られた。阿部教育部長は、市民の健康や遊びの場としての整備を進め、今後も多様な世代が参加できる環境を整えていくことを表明した。
待機児童問題も議会の重要テーマの一つであり、保育士の確保や保育環境の整備に努める必要があるとして、高橋健治議員の発言があった。具体的な数値として134名の待機児童の現状が示され、今後の施策の見直しが求められた。また、松本裕次郎議員も、待機児童の解消に向けた具体的な対策を支持する意見を述べ、ご行政に対しても前向きな対応を促した。
議会を通じて得られた市民からのフィードバックを基に、君津市がaimする "心豊かで健康なまち"の実現に向け、今後も引き続き市民参加型の政策推進が求められる。市長はこれらの課題を真摯に受け止め、全体的な施策の効果的な展開に向けた強い意志を表明した。