令和5年第3回君津市議会定例会が、2023年8月30日に開かれた。
定例会では、20名の議員が出席しており、議案や報告案件が慎重に審議された。
議長の三浦章氏は、会議を開くと宣言し、追加議案の受理について報告した。
今回の定例会においては、特に議案第1号から第9号の審議が中心の焦点となっていた。
各委員会から提出された議案に関して、総務常任委員長の高橋健治氏は、清和地域拠点複合施設の設置に関する条例案が可決されたと報告した。
この新しい施設は、来年1月から供用開始の予定で、地域の活性化に寄与することが期待されている。
高橋氏は、施設の整備状況について質問があり、工事の進捗率が期待を上回っていると述べた。
教育福祉常任委員長の佐藤葉子氏は、保育園統合及び新設に関する条例案について報告した。
新しい保育園は「君津市立みふねの里保育園」と名付けられ、地域に開かれた施設になるという意図が示された。
一方、建設経済常任委員長の石上塁氏は、市道路線の認定に関する議案を報告。
この道路は、旧県道部分が市に移管されることからの手続きとなる。
進捗状況を受けて、補修・整備が必要な部分が明らかにされており、市はそれに対応する必要がある。
また、公共交通調査特別委員長の保坂好一氏は、地域交通の維持に関する調査結果を発表し、改善が必要な点を示唆した。
利用者層の多様性を考慮することが、持続可能な公共交通の確立に向けて重要であることが強調された。
加えて、全議案は慎重な審議の末、連続的に可決され、最終日程には副市長の選任が行われ、荒井淳一氏が新たに副市長に就任することが決定された。
市長の石井宏子氏は、定例会の閉会挨拶で提案された議案に感謝の意を表し、「環境グリーン都市」の実現に向けた取り組みとして新たに「デコ活」宣言も行ったことに触れ、今後の市の発展と市民の生活向上への期待を述べた。