令和2年第4回君津市議会定例会が開催され、重要な議案が上程された。
この会議は令和2年11月30日、君津市議会議事堂において行われ、出席議員22名であり、定足数に達している。議長、鴇田剛氏が開会宣言をし、次いで、新型コロナウイルス感染症の拡大防止対策が講じられている旨を報告した。特に、出席者にはマスク着用が求められ、議場の換気も配慮された。
市長、石井宏子氏は、提案される24議案の内容について詳細な説明を行った。中でも、議案第1号から第3号は人権擁護委員の推薦に関するもので、鈴木良明氏などが再度推薦される形となった。市長は「鈴木氏は地域住民のために熱心に活動している適任者である」と強調した。
議案第4号、教育委員会委員の任命についても議論された。新たに増田亜紀氏が教育委員会委員として任命されることになり、これに対して議会は同意した。議長もその任命を嬉しそうに受け止めていた。
さらに、議案第5号と第6号では、一般職職員及び常勤特別職の給与にも言及し、期末手当の支給率引き下げが提案された。総務部長の荒井淳一氏からもワークショップや説明会が行われ、一部議員から疑問が呈されたのも事実だ。「この引き下げについては職員組合との交渉を通じて進められた結果だ」と説明した。これに対して、三浦道雄氏が「職員の処遇面に留意する必要がある」と質疑を行った。
最後に、会議は各議案に対する採決が行われ、ほとんどすべての案が全会一致で可決された。
議長は休会の決定を報告し、「次回の本会議は定刻に開く」と宣告した。今定例会は12月18日まで19日間続く。議会の進行に期待が寄せられている。