令和元年第3回君津市議会定例会が令和元年8月28日、午後2時から開会した。
出席議員は20名で、議長の鈴木良次氏は会議の開始を宣言した後、追加議案の受理について報告した。追加議案は「平成30年度決算に基づく健全化判断比率等の報告」であり、議会での審議を経て進められる。
その後、議事日程の決定が行われ、日程には会議録署名議員の指名、さまざまな議案の審議が含まれた。議案第1号から第12号の一括審議では高橋明総務常任委員長が議案の経過と審査結果を報告。特に議案第2号については、成年被後見人の公務員採用に関する法改正に伴い、条例の一部改正が可決された。この改正により、成年被後見人が公務員としての採用試験を受けることが可能となる。
さらに、議案第12号では、バス運行業務委託契約に関連する債務不履行に係る和解が議題とされ、具体的な損害賠償規定の根拠について質疑も行われた。委員からは、今後の対応に対しても厳格な指導を求める意見が出された。
次に、教育福祉常任委員会からの報告があり、子ども園設置に関する条例の制定や保育園の運営方針についての議案が可決された。特に、教育福祉に関する件では、幼児教育・保育無償化による保護者負担軽減の取り組みが確認された。
市では、引き続き新しい子育て支援策や教育環境の整備に努めると言及され、議論が進んだ。
最後に、広域廃棄物処理施設建設調査委員会の報告が行われ、地域の廃棄物処理の今後の方針について、総合的な検討が進められていることが強調された。特に、他市との連携を図りつつ、新たな廃棄物処理政策が市民に対し透明性をもって推進されるべきであるとの指摘がなされた。
市長の石井宏子氏は、会議を通じて提示された意見や提案を受け止め、市政運営に生かす姿勢を表明した。定例会は順調に議事を終え、無事閉会となった。