令和5年12月15日、香取市議会は定例会を開催し、重要な議案を審議した。
この日の会議では、議案第1号から第14号までの複数の議案が提出され、いずれも原案の通り可決された。中でも特に議案第1号に関しては、一般会計の補正予算が含まれており、公共交通事業者への支援金に関する質疑が行われた。これに対し、総務政策常任委員長の久保木清司議員は、「燃料価格等の高騰により影響を受けている公共交通事業者の経営を支援するための支援金である」と説明した。
また、議案第3号から第6号にかけては、福祉教育常任委員会より報告があり、放課後児童クラブの設置に関する条例改正が議論された。福祉教育常任委員長の鈴木聖二議員は、「竟成小学校内に児童クラブを設置するため、来年度から開設を目指す」と明言し、地域のニーズに応える姿勢を示した。
生活経済建設常任委員会の報告によれば、議案第5号には香取市営住宅条例の一部改正が提案されており、これにより住宅に困窮する低所得者を対象にした条例改正が議論された。委員からは、市長が認める条件についての質疑があり、低所得者への配慮を伺う声が上がった。生活経済建設常任委員長の久保木宗一議員は、「災害等のやむを得ない理由の場合などを考慮に入れた」と述べた。
さらに、陳情第3号「特定商取引法平成28年改正における5年後見直しに基づく抜本的改正を求める陳情」に関しては、全会一致で採択され、その意見書を政府に提出することが決定した。この取り組みについても、参加議員からは支持の声が寄せられた。
最後に、発議案第1号も可決され、特定商取引法の抜本的改正を求める意見書が国に提出されることが再確認された。本会議は、議題となったすべての案件について審議を終え、午後1時38分に閉会の運びとなった。議長は、議会の運営に感謝の意を表し、参加者の努力を称賛した。