令和元年6月14日、香取市議会では市政に関する一般質問が行われ、複数の議員が重要なテーマについて意見交換をした。
河野節子議員は、佐原駅周辺活性化拠点整備事業の見直しについて質問を投げかけた。市民からの反響を受けて、特に大型事業に対する不安が広がっていることが強調された。河野議員は事業仕分けの結果を受けた市の対応についても言及し、具体的な見直し内容を問うた。市長宇井成一氏は、市民の声を重視し、事業費削減の検討を進めていると答弁したが、従来の予算に比べ9%以上の削減も視野に入れていることが示唆された。
さらに、まちづくり協議会の役割についても質疑が交わされた。河野議員は、市民との協議の重要性を強調し、市民活動の不満が増している現状を挙げた。市長は協議会が地域福祉や環境保全に取り組んでいる状況を説明。今後は各地域の主体的な活動を支援し、持続的な問題解決に向けた取り組みを進める意向を示した。
香取市図書館に関する質問も出た。教育長金子基一氏は、図書館基本計画の中で施設としての役割や運営方針について説明し、来年度の複合公共施設との連携に期待を寄せた。議員からは、図書館の魅力向上に向けた具体的なビジョンが求められた。
議会は、今後の香取市の発展を見据えた重要な議論の場となり、多くの市民が期待を寄せている。加えて、各事業の見直しが進む中で、香取市における市民参加の重要性が再確認され、地域課題の解決に向けた努力が求められている。