香取市議会では、令和4年6月定例会において、様々な重要案件が議論された。地元市民からの切実な要望として、水の郷小学校区に学童保育の設置が挙げられた。1,200名を超える署名が集まり、共働きや独り親家庭のニーズが明確になっている。市長の伊藤友則氏は、この要望に対し、最大限の努力を行い、できるだけ早期の開設を目指すと述べ、特に津宮幼稚園の施設利用を提案した。
おみがわこども園の運営についても意見が交わされた。公立から民間への運営移行後、保育士や看護師の人数が減少したことが懸念されている。保護者からはアレルギー対応が不十分であるとの声も上がっており、保育の質の維持が求められている。市としては、法人との連携を深め、必要な人員の確保を強く促す方針でいる。特に、看護師の配置については、民間での採用が難しい状況にあるため、早急な対応が必要であると考えられている。
また、産婦人科誘致についても重要な議論がなされた。市長は医師確保に自信があると述べつつも、医療施設の選定場所が液状化地域にあることへの不安が示され、より安全な土地での設置が望まれるとの意見が多く寄せられた。
さらに、一般廃棄物処理に関しては、建設候補地の選定過程が厳しく scrutinized され、地権者数が短期間で減少している事実が問題視された。このような場合に情報公開が不足していることが、無用の懸念を呼ぶ結果に繋がっているとの指摘がされた。
議会では各種の提案が交わされ、今後の対応について具体的な策が求められた。特に、香取市の教育施策や福祉関連の充実、及び地域活動に対する強化が重要なテーマとして浮上し、地域の発展を後押しする施策が議論された。全体として、地域への聴き取りを基にした市政運営が求められている。