香取市議会は、令和2年12月9日に定例会を開きました。
今回の議題には、子育て世代の支援や教育政策に関する重要な項目が含まれています。特に、子育て世代包括支援センターの現状と成果、そして無事に運行が続いている山田小学校のスクールバスを中心に、関心が集まっています。
特に佐原市での子育て世代包括支援センターの取組について、宇井成一市長は、開設から赤ちゃんとその家族への支援に努め、多くの相談を受けていると述べました。昨年度は、総合的な支援事業への対応が5143件に上り、前年に比べて約1.7倍増加しています。これは、新型コロナウイルスの影響を受けつつも、支援が必要な家庭が増えている証とされています。
また、地域子育て支援拠点については、大倉、たまつくり保育園、明照保育園などの8か所が現在設置されており、今後もさらに拠点の増設を検討中です。これにより、地域社会全体での子育て支援が強化されることが期待されています。
教育に関しては、第2次香取市教育ビジョンが策定され、基本目標として「歴史文化・自然に包まれてたくましく心豊かな未来を創る人づくり」を掲げています。教育長は、グローバル化や情報通信技術の進展への対応として、ICT活用能力の向上を挙げ、行政と教育委員会がともに連携して取り組む姿勢を強調しました。
山田小学校のスクールバスについても、運行が順調で、大きな問題は生じていないとのことです。地域のニーズに対応するため、今後も運行状況の確認や報告が行われる予定です。さらに新型コロナウイルスの影響による運輸手配の難しさも踏まえ、今後の体制強化が求められます。
ウィズコロナの時代を迎え、香取市は今後も市民生活や教育環境の充実に向けて、さらに踏み込んだ施策展開を進めていくとしています。市民の皆さんが安心して子育てをしやすい環境整備に、力を入れていく必要があります。これにより、香取市が魅力的な地域として知られることが期待されています。