令和5年12月7日の香取市議会定例会にて、議員が市政に関する一般質問を行った。
成毛 伸吉議員は、昨年オープンした「みんなの賑わい交流拠点コンパス」の開館状況を報告した。他にも、府馬地区にある橘ふれあい公園キャンプ場の利用状況も好調であるとのこと。
また、成毛議員は部活動の地域移行についても言及。少子化に伴う部員数の減少や教員の負担軽減策として地域との連携を強化する必要があるとした。その一環で、香取市では、１つの部活動の地域移行が十月より始まり、参加者の増加が期待されている。さらに、休日の活動を地域クラブに移行することにより、子どもたちにとっての選択肢も広がる見通しだ。
続いて小学校と中学校の英語学習についての質問も行われ、教育長の堀越 洋氏は新しい学習指導要領に基づく英語教育の進捗を説明した。特に、小学3年生からの外国語活動が評価されているものの、高学年で英語嫌いが増加している現状も懸念された。堀越教育長は、A.L.T（外国語指導助手）による授業の質向上やICTの活用による学びの充実を図る方針を強調した。
最後に、香取市の農業政策に関する質問も行われ、人・農地プランの地域計画化が進行中であることが報告された。香取市は、各農業者とも連携し、新たな農業支援の枠組みを模索しているという。今後の成果として期待されるのは、農業者による生産体制の構築と遊休農地の解消、といった側面である。
さらに農業委員会ではタブレット端末を導入し、業務の効率化を図っている事情が説明され、香取市における農業の未来への期待が寄せられた。