令和元年６月４日に開催された香取市議会定例会では、様々な議案が提案された。
特に注目を集めたのが、香取市東庄町病院組合の解散に関する協議及び、それに伴う新たな病院事業の設置である。
議案第３号から第１２号では、解散に伴う必要な協議及び条例の制定が求められた。
宇井 成一市長は、香取市東庄町病院組合の解散は、地域医療の発展をさらに促進する方策であると強調した。
加えて、議案第１号では、令和元年度香取市一般会計補正予算が提案され、歳入歳出予算の合計が316億5,780万8,000円に達する。
この補正には、介護保険事業や各種福祉政策の充実が盛り込まれており、特に低所得者への支援を強化する内容が含まれた。
例えば、消費税率の引き上げを受けた介護保険料の軽減が挙げられる。
さらに、議案第２号においても介護保険事業特別会計の補正が求められ、低所得者へのさらなる軽減が図られる見込みである。
議長の田山 一夫氏は、これらの議案に対する議会の理解と支持を要請し、慎重な審議を促した。
また、一般質問の中でも、宇井議員から再生土処分場や道路行政の問題など多岐にわたる問題提起があり、その具体的対応策が求められた。
根本義郎議員は、「配食サービス」の継続について、市長と福祉健康部長に見解を問うことが議論された。
その背景には、地域のボランティア活動の価値が再確認されていることがある。
交通安全や子育て支援も重要なテーマとして取り上げられた。
加藤裕太議員は、安心で安全な道路整備について建設水道部長に質疑を行い、具体的な対応が求められた。
教育部長に対しては、スクールバスの運行に関する問題点が指摘され、改善策が求められた。
このように、議会では様々な提案や意見が交わされ、地域社会の課題解決に向けた強い意志が示された。