令和4年9月7日(水曜日)、香取市議会が開かれ、さまざまな市政に関する質問が取り上げられた。
市議会では、まず根本義郎議員が、異常気象や第7波のコロナ感染、物価の高騰など、今日の厳しい経済情勢に対する市民の困難を指摘し、市民生活の安定を求めた。
特に、住宅リフォームに関連する補助制度の拡充について言及し、他自治体との比較を紹介した。吉田博之建設水道部長は、耐震改修工事に対する助成制度について説明し、かつての補助制度の実績を示しながら、新たな見直しの必要性に言及した。
また、医療的ケア児への支援についても、子供の成長に注目が集まる中で重要視されている。保育所での医療的ケア児の受け入れ状況や、千葉県の医療的ケア児支援センターとの連携についても確認された。
加東裕太議員は、特に避難所の整備とそのキャパシティーについて言及し、避難者の受け入れ能力が不足している実態を指摘した。市役所は、避難所の数を増やす努力を続けているが、まだ十分とは言えないと強調され、さらに民間企業との協力を進める必要があるとの見解を示した。
新型コロナウイルス感染症も重要な議題として取り上げられ、感染者数の増加傾向が見られる中で、ワクチン接種の実施工夫が求められている。福祉健康部長は、子供から30代までの感染率が高まっていることを指摘し、特に若年層への接種率向上策に取り組んでいると述べた。
次に、脱炭素社会への取り組みとして、環境に配慮した住宅リフォーム助成制度が必要であり、国の補助制度と連携しながら進めることも検討されている。
議会では、さまざまな観点から市民生活に必要な施策の方向性が議論されたが、今後も市長や担当部門がしっかりと取り組んでいくことが求められる。市民の声を反映し、より良い住環境と市政の実現に向けた委員会の動きに期待がかかる。