令和5年1月24日、香取市議会臨時会が開催され、各議案が審議された。
主な議題には、令和4年度の一般会計補正予算や介護保険事業特別会計補正予算、給与に関する条例の改正などが含まれた。これらの補正予算は、県の人事委員会勧告や人事異動に基づくものであり、財源や施策の内容について詳細に説明された。
市長 伊藤友則氏は、「令和4年度香取市一般会計補正予算(第7号)は、歳入歳出それぞれ5700万円の減額となり、補正後の額は387億1191万6000円である」と提案した。さらに、都市計画推進事業に関する調査委託料2000万円が計上された。
議員 加藤裕太氏は、都市計画調査の内容について質疑し、地域の現状把握やビッグデータの分析が行われると報告された。
議案第6号の香取市橘ふれあい公園有料公園施設の管理に関する条例改正に関しても、キャッシュレス決済の導入が議論された。市が予定するキャンプ場の予約管理システムに関しても、関連業者による準備が進められている。これにより、利用者がより快適に施設を利用できるよう、利便性向上が図られる。
また、議案第9号に関連して、出産・子育て応援事業の支給対象や手続きについても質疑がなされ、対象者が香取市住民基本台帳に登録されていることが強調された。支給スケジュールは、令和5年2月中旬に通知が行われ、申請から翌月の支給が予定されている。
議会運営委員会の選任や特別委員会の設置も行われ、成田国際空港対策特別委員会と議会広報特別委員会の設置が可決された。議長には平野和伯議員、副議長には河野節子議員がそれぞれ選出された。
全会一致で可決されたこれらの議案は、香取市の住民福祉向上や市政の発展に寄与することが期待される。議会の運営が円滑に進むよう、今後も両者の協力関係が重要視される。