令和4年12月定例会において、香取市議会は公民連携による新施設「みんなのにぎわい交流拠点コンパス」の進捗状況及び香取市の投票率、閉校校舎の利活用などに関する一般質問を行った。
本会議ではまず、辻達広議員がコンパスのオープンに向けた進捗状況について言及した。経営企画部長の宮崎秀行氏は、施設は竣工し、維持管理運営業務が始まっていることを説明した。12月25日がオープン予定日で、オープニングセレモニーも計画されている。また、屋内ではフリーWi-Fiの設置や図書館の移転作業などが進められているとのことであった。
さらに辻議員は、香取市の投票率に関する質問を行い、選挙管理委員会書記長の福代宏君が過去数回の選挙における投票率の推移を述べた。特に若年層の投票率が低いため、啓発活動の強化が重要であることが強調された。前回より多少の向上が見られるものの、さらなる対策が求められている。
次に、議員は閉校校舎の利活用についても質問し、経営企画部長の宮崎氏が公募状況と応募事業者について説明を行った。特に旧八都第二小学校の跡地には、地域複合施設を提案する事業者が複数応募しているとのことであった。これにより、地域活性化が期待されている旨が報告された。
また、木村博議員からはコロナ禍における香取市の医療費や支援策について問及され、福祉健康部長の増田正記君がHPVワクチン接種状況や市内の新型コロナウイルス感染症対策を説明した。特に新型コロナウイルスのワクチン接種が推奨されており、追加接種の重要性が強調された。
一方で、教員の男性育休や公務員の副業に関する重要性も議論され、子育て世代の支援策も一層の拡充が求められた。教育次長の宇井正志君は、教育環境の改善に向け多様な対応も進めていることを説明した。