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香取市議会、災害対策や公共交通網整備を議論

香取市議会では災害対策、骨髄バンクドナー助成制度、公共交通網の整備などが議題に上がった。
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香取市議会は令和3年6月定例会を開催し、災害対策や公共交通網整備、骨髄バンクドナー助成制度など、重要な課題について議論を行った。

まず、災害対策について、辻 達広議員は、高齢者や障害者などの災害弱者を支援するための個別避難計画の策定状況を問いただした。香取市の福祉健康部長、畔蒜 孝氏は、個別避難計画の策定状況について説明した。現在、香取市では8,598世帯、11,700人の要支援者名簿があり、その中で既に499人分の個別避難計画が策定されたことを報告した。ただ、個人情報の同意を得ることが難しく、今後も地域との協力を進めながら計画を進めると強調した。

次に、骨髄バンクドナー助成制度についても意見が交わされた。議員は骨髄バンクドナーにおける支援制度の重要性を指摘し、早急に本制度を香取市でも導入するよう訴えた。これに対し、福祉健康部長はこの制度の必要性を認識しており、他市の制度導入状況を踏まえた上で前向きに検討する考えを示した。

また、行政のデジタル化推進についても議論が行われた。辻 議員は日本のデジタル化が進んでいない現状に対し、香取市も新型コロナウイルスの影響を受けて迅速なデジタル化を進めるべきだと訴え、具体的にマイナポータルの活用について質問した。福祉健康部長は、マイナポータルの利用が進んでおり、今後も利便性を向上させる取り組みを続けると述べた。

公共交通網の整備についても重要なテーマとして取り上げられた。ほかの交通機関と連携し、高速バスの便数を増やす必要性が強調された。新たな循環バス路線や運賃の統一についての説明もあり、市民の利便性向上が期待されている。香取市が高速バスの通勤についてもより広く住民に周知し、定期券導入などの検討が必要だとの意見があった。

人間ドックの助成金についても質問がなされた。香取市が低い助成金額であるため、他市町と均衡を図り、引き上げを検討する必要があるとの指摘があり、福祉健康部長は今後の受給者数の推移を見ながら検討する姿勢を示した。

議会開催日
議会名香取市議会令和3年6月定例会
議事録
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