令和元年12月13日、香取市議会は定例会を開催した。
議題では、発言の取消しが行われ、平野和伯議員の申し出が承認された。
本会議では、様々な議案が審議され、特に議案第1号の補正予算が注目を集めた。
議案第1号の内容は、令和元年度香取市一般会計補正予算の歳入歳出予算の補正であり、届け出た議案数は合計9件であった。総務企画常任委員長の奥村雅昭議員から報告があり、質疑応答が続いた。
委員の質疑の中で、佐原駅北口交通拠点整備事業の完成目標が令和3年度末であると明らかになった。
また、佐原周辺地区における複合公共施設整備事業についての経費が65億726万7,000円とされ、現時点で約6億6,000万円が支出されているという説明があった。これに関連して、他の議員からは民間委託への懸念が示されたのに対し、賛成者からはそのメリットを強調する発言も見受けられた。
具体的には、河野節子議員が反対討論を行い、地域防災計画策定業務に関する外部依存を見直し、職員による実施を要望した。特に、地域住民の直接の声を聴取し、自治体の責任を持った運営が重要であると訴えた。
議会はさらに、議案第6号、成年被後見人等の権利の制限に係る措置の適正化を図るための関係条例の整備に関する条例の採決を進めた。これについても賛成多数で可決された。次に、請願第4号が審議され、特に阿玉台貝塚の国指定史跡としての重要性が強調され、早急な整備を求める意見が広がった。
一方で、請願第5号に関する再生土による埋め立て事業禁止条例の制定については、不採択となる結果となった。この結果は、千葉県の条例との重複を考慮した審議の結果である。
最終的に、議会は提案された議案をいくつか可決し、今後の運営に影響を及ぼす重要な決定を下した。議会の透明性と市民の意見を反映する努力が続くことが求められる。