令和4年9月27日に香取市議会の定例会が開催された。
議会では予算関連の議案や条例の改正について、活発な質疑と討論が行われた。特に香取市一般会計補正予算や議会議員及び香取市長選挙に関連する議案が可決されるなど、重要な結論が示された。
まず、一般会計補正予算について、総務企画常任委員長の高木寛氏が説明した。令和4年度の予算は光熱費の高騰により6,492万円の追加支出を必要とされているとのこと。また、聴覚障害者への支援に関する手話通訳者派遣委託料についても説明され、1時間目が6,700円、以降の時間については1,700円との答弁があった。
次に、選挙運動に関する公費負担の改正についても質疑があり、前回の選挙と比較して制限が緩和されたことが強調された。この改正により、選挙運動用の経費負担が引き上げられ、ビラ配布も行えることになった。これに関連し、高木寛氏は改正の重要性について指摘した。
その後、育児休業に関する条例の改正についても審議が行われ、令和3年度の取得率は女性100%、男性22.2%となっているとの報告がなされた。これを受け、各部署の取り組みの重要性が再確認された。
さらに、介護保険事業特別会計の補正予算に関しても、予算が80億を超えて困難な状況であるとの質疑があった。市は他市と比較しつつ、基金の管理を慎重に進める方針を示した。
一方、パークゴルフ場の利用料金についても意見が交わされた。高齢者向けの料金設定が提案されたが、独立採算制の制約のため、具体的な金額の採択は難しいとの結論が下された。これに対し、複数の議員が意見を述べ、料金設定の重要性と複雑さが浮き彫りになった。最終的には趣旨採択となり、今後の運営に期待が寄せられた。
最後に、議案第12号の監査委員選任に関する同意が求められ、鈴木聖二氏が選任されたことも報告された。これにより、議会は全ての議案について審議を終え、閉会となった。町民にとって重要な問題が多く取り上げられる中、有意義な議論がなされ、今後の行政運営に期待が寄せられている。