令和5年6月16日、香取市議会が定例会を開催した。多くの議案が審議され、重要な決定がなされた。
会議では、まず表彰状の伝達が行われ、議員在職20年以上の功績をたたえ、久保木宗一議員と田山一夫議員に対し、全国市議会議長会から表彰状が授与された。
次に議題に入り、発言の取消しについて議論され、根本義郎議員の発言が不適切であるとの理由から、その取り消しが議決された。また、議案第1号から13号までの審議が進み、特に令和5年度香取市一般会計補正予算や公共交通施策推進事業、そして中小企業者支援事業についての詳細な説明と質疑が行われた。総務政策常任委員長の久保木清司議員は、必要な予算措置について説明し、各議案が賛成多数で可決された。
福祉教育関係の議案においても、福祉教育常任委員長の鈴木聖二議員が、生活保護における医療扶助の個人番号利用に関する条例改正について説明した。これにより、個人情報管理における透明性が高まると期待されている。
さらに、議案第14号として提案された令和5年度香取市太陽光発電事業特別会計補正予算が追加提案され、資材の盗難に起因する補正の内容が報告された。市長の伊藤友則氏は、今後の対応計画を詳述し、警備体制の強化や新たな保険加入の重要性を訴えた。これにより、さらなる盗難防止策が講じられる見込みである。
最後に福祉教育常任委員会では、義務教育費国庫負担制度の堅持と2024年度教育予算の拡充を求める請願が全会一致で採択された。また、発議案も含め、全ての案件が無事に議決され、定例会は閉会となった。