令和元年6月定例会が開催され、多くの議員による一般質問が行われた。
特に注目されたのは、病院経営と市政に対する質問であった。
気田量子議員は、防災・減災と国土強靱化のための取り組みを強く求め、
市長は、地域防災計画やハード面での施策に注力する考えを示した。
また、櫻田百合子議員は、地域交流センターの整備に関する質問を提起し、
市民や観光客が利用しやすい施設の設計が必要であると強調。
続いて、山田洋子議員は、バス待合環境整備や奥入瀬渓流周辺の危険木伐採の基準についても言及した。
これに対し、市長は、バス駐車場の確保や道路整備が市民の安心・安全に寄与するとの見解を示した。
また、文化財保護法に基づく許可基準についても説明し、
十分な環境保全の観点から、必要な対応をなされることが求められた。
更に、工藤正廣議員は、病院経営再建に関する一連の提案をし、
日本の医療状況と市への影響を比較した上で、医師確保が重要であると強調。
市は、収入改善が進められていると説明しつつ、今後の経営改革を進めていく考えを示した。
特に、診療科の見直しや病床数削減、大学医局との連携強化が必要であるとの合意が形成された。
最終的には、全ての議員が市民に寄り添う市政を確立するために、様々なテーマについて意見交換を進めた。
議会の活動は、地域社会における問題解決に向けた重要な一歩となるだろう。
新庁舎の建設や市立病院の経営改善、観光支援と地域資源保全の推進などが、これからも注目される。
市と議会が力を合わせ、地域の活性化に取り組んでいくことが期待される。