令和6年6月17日の定例会では、様々な議題が上がった。
特に、市政に対する一般質問では、旧洞内小学校の利活用や水道管の更新費用低減化についての提案が目立った。議員は、旧洞内小学校の解体や売却を求め、速やかに地域の資源として活用することを念頭に置くべきだと訴えた。
また、上下水道事業の業務効率を考える上で、更新費用の削減が今後の重要な課題であることが示された。上下水道部長は、アセットマネジメントに基づく維持管理や更新計画を進めていると説明し、住民の水の供給を持続的に行うための工夫が必要だと強調した。
さらに、北里大学との連携についても議論された。市長は、大学の存在が十和田市にとって重要であり、地域と共生する形で連携を深めていく必要性を訴えた。
特に、北里大学獣医学部を通じた地域农業への貢献が期待されているが、大学本部への表敬訪問がなかったことについての疑問も呈された。市民からは、北里大学の動向や大学側の期待に応える姿勢を見せるよう求める声も聞かれた。
行政手続きの押印廃止については、実施率が約8割に達しているとしたが、まだまだ手続きが改訂される余地があるようだ。特に医療関連の書類においては、押印が必要なケースが残っているため、今後の見直しが期待される。
また、十和田湖や周辺地域として、災害時における住民の避難対応が不可欠であり、避難所の変更が住民に周知される必要性が強調された。地域生活支援についても、やがて高齢者や障害者が安心して暮らせる環境の記事が出され、支援体制が整うよう議論された。
このように、定例会では市政に関する多様な意見や提案が出され、今後の運営において市民が直接利益を享受できる施策への期待が高まった。市政の運営が透明で効果的なものとなるよう、引き続き議論が行われることが求められる。