令和元年12月9日、十和田市の議会において、県道三沢十和田線の整備状況や、稲生橋の老朽化問題が議題となった。
主要地方道三沢十和田線の工事は、工事の進捗状況についての答弁が行われ、現段階では具体的な進捗や完成時期の提示が難しいとのことだった。しかし、県道整備に関連する市道の整備についてはさらに検討が必要であるとされている。特に、稲生橋に関しては、老朽化が問題視されており、県がかけかえ計画を進めている。
市によると、稲生川の橋梁については県が管理しており、老朽化に伴ったかけかえが予定されているが、その詳細については未定であるという。橋の両脇が狭い交通状況は、朝夕の通勤時に渋滞を引き起こす要因ともなっている。
また、鉄道跡地を利用した市民交流空間の整備についても話があり、地域住民との意見聴取を行いながら整備を進めていくことが強調された。市としては、観光資源を生かすためにこのエリアの整備に取り組む意向が示された。
子供のインフルエンザワクチン接種助成についても議論がなされ、現在他市で行われている助成制度の実態が報告された。青森県内の自治体では、予防接種の助成制度が存在し、対象年齢や助成金額も様々であることが伝えられた。これに関連し、十和田市では任意接種であるインフルエンザワクチンに対する助成については慎重に検討を進めるとのことだ。市としては、子供の病気予防や重症化防止の観点から、今後の検討に期待が寄せられている。
以上のように、市内の道路整備やインフルエンザワクチン助成についての議論が行われ、今後の方針が示されるとともに、地域の意見も反映していく姿勢が確認された。