令和4年第1回定例会が3月9日に開催され、市政に対する一般質問が行われた。この中で新型コロナウイルスのワクチン接種、教育行政における対応など、様々な課題が取り上げられた。
中尾利香議員は、コロナ禍における子どもたちへのワクチン接種に関して、情報提供や差別防止の必要性を強調した。小山田久市長は、新型コロナウイルスワクチン接種に関して保護者との十分な相談を行い、心配を和らげるための取り組みを進めていると述べた。
また、教育長は、自宅待機となった児童生徒への対応について、学校とのつながりを保つための配慮を行っていることを説明。小中学校における部活動についても、感染拡大防止のための制限があることを述べた。
更に、奨学金貸与制度について、過去5年間の申請者数が示され、より多くの学生に活用してもらえるよう、周知内容の見直しが進められていることが発表された。加えて、田中孝奨学生教育支援金についても、申請者の増加が期待されている。
市民図書館の機能強化についても議論され、特に高齢者や障害者へのサービスの充実が求められている。教育部長は、今後もアクセス向上のための多様な取り組みを続ける意向を示した。
病院経営改革については、丹野病院事業管理者が主導し、経営の安定化に向けた施策が進められている。令和4年度には、収支の黒字化を目指し、医療連携強化や業務の効率化などを進める予定である。具体的な改革プランとして、病床利用率の向上や医療材料費の適正化が掲げられた。
工藤正廣議員は道路整備の必要性を指摘し、特に地域の交通改善が急務であることを強調した。市長は、前谷地6号線と関連する道路整備の重要性を認識しつつも、優先的な整備が求められることを理解した。
最後に、櫻田百合子議員は読書環境整備の必要性を強調し、図書館活動の重要性を再確認した。市として、市民が利用しやすい図書館づくりを進める意向を示した。