令和4年9月16日、十和田市議会の定例会が開催され、重要な議案が可決された。
この会議では、令和3年度の各会計決算認定が一括議題として取り上げられた。決算審査特別委員会の委員長である赤石継美議員が報告を行い、いずれも全員異議なく認定すべきと決定した。特に、一般会計歳入歳出決算や国民健康保険事業特別会計決算など、市民に直接影響を与える重要な認定が承認された。
また、観光建設常任委員会による地域交流センターについての調査報告も行われた。市長の小山田久氏は、センターの利用方法について訪問者が自由にアートや文化活動を体験できる場を目指すと述べた。利用開始日は9月20日で、竣工式が行われることも報告された。
さらに、議案第50号として令和4年度十和田市病院事業会計補正予算が提案され、工藤正廣議員からの質問に対し、病院事務局長の中谷慎志氏が経理上の見直しを説明。これにより資本金の減少が計画されており、104億円の減少について説明責任が求められたが、議会では原案通り可決された。
この日の会議は他にも補正予算に関連する議案が提出され、全体的に市の財政健全化に向けた施策が議論された。議会は市民の生活に直結する決議を次々に承認し、地域を活性化させるための一歩を踏み出している。