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道路拡幅請願など主要議案が採決、議員定数削減提案も

令和5年12月19日、十和田市議会で道路拡幅請願や議員報酬条例の改正案が採決され、全般的に異議なしで可決された。
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令和5年12月19日に行われた十和田市議会定例会では、多数の重要議案が審議された。特に、市道川端高田線の拡幅工事に関する請願は注目を集めた。この請願は、十分な幅が確保されていない同市道での車両の擦れ違いが困難であることを受けて提起された。

観光建設常任委員長の久慈年和議員は、請願の趣旨として「現在の道路の幅は約3.5メートルで、612.3メートルのうち234メートルが未改良」と説明した。それに対し、議員たちからは、工事による経費の問題や、開催期間中の雪の影響等が懸念され、慎重な意見が相次いだ。その結果、部分的な拡幅工事を行う方向で全員一致の採決が行われ、請願は採択された。

次に、民生福祉常任委員会では、放課後児童の生活の居場所づくりに関する報告がなされ、市内各小学校で実施されている仲よし会の利用状況や待機児童の無発生についての確認が行われた。民生福祉常任委員長の山端博議員は、地域資源の有効活用が子供の居場所づくりに不可欠であると強調した。

議会改革特別委員会からの中間報告では、議員定数の見直しが話題となった。中嶋秀一議員は、定数を減らすことの意義とその背景について説明を行い、議員たちの意見を反映するための努力が重要であると述べた。これにより、議会の透明性が高まり、市民との信頼関係が深まることが期待されている。

さらに、市の給与や各種条例の改正に関する議案も一括で審議され、各案はほぼ異議なしで採決が行われる結果となった。また、無償譲渡に関する議案についても質疑があり、協議の中で固定資産税の取り扱いや市民への説明責任が求められる場面も見受けられた。

これらの議題を受けて、市民の生活向上に向けた取り組みが継続的に進められることが期待されており、議員たちは引き続き市民の意思を尊重しながら、課題解決に向け取り組んでいく方針を示した。

議会開催日
議会名令和5年12月第4回十和田市議会定例会
議事録
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