令和3年9月8日に行われた議会では、十和田市の財政状況や外郭団体の役割について議論が行われた。市長は、新型コロナウイルスの影響を受けながらも、現在の財政状況が健全であると説明し、市民サービスの低下や公共工事の遅延はないと述べた。
続いて、外郭団体の活動についても言及された。市民連合クラブの櫻田百合子議員は外郭団体の役割の重要性を指摘し、各団体との連携強化と会員減少対策について議論する必要があると述べた。これについて、民生部長は市民との広報活動を強化し、団体の課題解決に向けた支援を行う意向を示した。
次に、小中学校では新型コロナウイルス対策として、登校前の健康観察や感染者が確認された場合の対応が行われることが強調された。教育部長は、健康観察の徹底と、登校できない生徒への支援が重要であると説明した。また、ワクチン接種に関しては各自の意思を尊重し、差別のない環境が求められていると付け加えた。
制服の選択肢の一環として女子スラックス導入が議論された。教育部長は現在の採用状況を説明し、今後さらなる情報提供を行いながら、導入を検討していく考えを示した。
相撲場の整備については、市長が基本構想案の策定に向けたスケジュールを提示し、整備財源として社会資本整備総合交付金を活用する方針を述べた。市民の活動場所としても活用することが求められた。 さらに、十和田湖再生プロジェクトの中で、市内における観光資源の発掘や保護に向けた施策が話し合われ、十和田湖ひめますのブランド化の推進に関しても意見が交わされた。
最後に、議会では草刈り作業に使用する機械購入費への補助や、防犯カメラの設置についても話題が上がり、地域住民の安全・安心に向けた対応が求められる状況となった。