令和3年12月13日の定例会において、十和田市議会の議員が市政に関する一般質問を行った。本日は、中心市街地の活性化やPCR検査センターの設立、中央病院の経営、相撲場の整備について議論される。
戸来伝議員は、中心市街地活性化に関する多角的な視点から質問を開始した。特にアートステーショントワダの目的や市からの支出について尋ねた。「アートステーショントワダは、地域の魅力向上を図るための重要な施設です。市の支出とその後の利用状況について具体的に教えてほしい」と述べた。
また、戸来議員は地域交流センターについても質問した。「この施設が市民にどのように利用されるのか、またその周辺における人の流れがどのように変化するのか、具体的なビジョンを示してほしい」と求めた。市長はこの点について、地域交流センターが市民の文化活動を支援し、にぎわいを創出する役割を果たす意義を強調した。
次に、PCR検査センターの費用負担についても議論が交わされた。戸来議員は、検査費用の市民への補助について質問し、「市民が安心して利用できるよう、さらなる支援を検討すべきです」と意見した。
加えて、中央病院の経営改善についても議員の関心が集まった。戸来議員は、累積欠損金が大きな問題になっていることを指摘し、「病院が持続的に機能するためには、経営の透明性を確保し、住民にとって安心できる医療を提供するための具体策が必要です」と述べた。病院事業管理者は、累積欠損金の返済計画について言及し、医業収益の確保と経費削減に努めると約束した。
最後に、相撲場の整備についての議論が続いた。戸来議員は、「地域の活性化に寄与するためには、相撲場の整備は急務です。進捗状況を具体的に示してほしい」と訴え、市は今後も市民との意見交換を続ける必要があると回答した。議員たちは、地域住民の意見を重視し、さらなる地域発展に寄与する姿勢が求められていると確認した。
その後、明日14日は議事整理のため休会が決定され、散会となった。次回の会議では各議案の審議が行われる予定であり、市民からの信頼に応える政治が期待される。