令和5年9月22日、十和田市議会は定例会を開き、重要な議題が取り上げられた。特に目を引いたのは、令和4年度決算に関する一連の認定であった。
決算に関する認定では、議案第1号から第9号までの9件が一括して審議され、すべて異議なく認定された。決算審査特別委員長の堰野端展雄議員は「多くの質疑が行われたが、内容は充実していた」と報告した。
さらに、民生福祉常任委員会長の山端博議員が認知症施策についての調査報告を行った。現在、十和田市の高齢者人口は約2万人で、高齢化率は34.96%。認知症の予防策や支援策について議論が交わされた。
その後の議案では、令和5年度の一般会計補正予算と国民健康保険事業特別会計補正予算などが議題となり、すべて原案通り可決されたことが確認された。特に、令和5年度一般会計補正予算については、住民に新たなサービスや支援を提供するための施策が盛り込まれており、一部の議員からは「住民福祉の向上に是非つながることを期待したい」との意見も述べられた。
また、今後の課題として取り上げられたのは、医療機器や設備の更新に関する問題である。竹島直樹議員は「しっかりと予算を組むことが大切だ」と指摘し、病院経営への負担が増加することが懸念された。今会議では、6室の手術室に設置される無影灯の更新に関する補正予算が決定された。