令和5年9月14日に行われた十和田市の定例会では、議員の一般質問が行われ、多くの重要なテーマが取り上げられた。特に稲生川についての発言が目立った。これは、稲生川の暗渠化計画や、その周辺の道路改善について市の対応が求められていることが影響している。水野好路市長の時代に計画された旧十和田市駅周辺の再開発構想について、戸来伝議員が触れた。「水辺空間を生かした豊かで潤いのある快適な生活環境の創出」を目指し、暗渠化も提案された。現在、稲生川の状態については、交通渋滞が課題となっていることから、市としての取り組みが求められている。
また、県営サッカー場の誘致に関しても言及され、市長は過去における重点要望の取り下げについて説明した。J2クラスのサッカー場が県内にあるものの、J1スタジアムの誘致については、決定的な方針を持っていないようである。「県内唯一の施設になるため、十分な議論を行ってから要望を再開してほしい」との姿勢が見受けられる。
小山田市長は市政における過去15年間の実績を振り返り、多くの成果を上げてきたことを強調した。ただ、市民からの期待が高まる課題解決のためには、より積極的な声を挙げていく必要があると述べた。特に、道路整備などインフラの充実が急務であり、地域の活性化を考える上でも重要な要素である。
最後に、レスポンスが求められるテーマとして、日本風力開発の催しについても触れられた。過去の問題による信頼性の低下を踏まえ、この取り組みについて市としての立場を明確にする必要があるとの考えが表明された。今後の動きに注視していくことが求められる。