令和2年3月18日、十和田市の定例会が行われた。
会議では、令和元年度の予算調整が中心となり、数件の議案が可決された。まず最初に「報告第1号」として、令和元年度十和田市一般会計補正予算(第7号)が承認された。これには、草刈り作業に関連する事故による和解とその損害賠償についても言及された。議長の畑山親弘氏がこの議題を提起した。
さらに、議案第1号として選挙運動における公費負担に関する条例の改正が審議され、討論もなく原案通り可決された。議案第2号、固定資産評価審査についての条例改正も同様に審査を経て承認され、議会としての強固な決意が見られた。続いては、議案第3号として職員の服務宣誓に関する条例も可決された。
十和田市職員に対する特殊勤務手当についての条例改正も数件並び、これらの改正は今後の職員運営に影響を与えるものと期待される。特に施設関連では、十和田市民文化センター及び生涯学習センターの長寿命化改修工事についても多数の議案が通過し、地元のインフラ整備が進むこととなった。
また、新年度予算についても報告が行われ、令和2年度の一般会計予算案が提出された。予算内容には、市民の生活に直接影響する様々な施策が盛り込まれており、特に救急医療や教育分野の充実が求められている。予算審査特別委員長の工藤正廣議員もその重要性を強調した。これに対して議員から質疑はなく、無事に可決された。
最後に、請願第2―1号として、社会福祉法人保育園の運営に改善を求める請願が民生福祉常任委員会に付託された。会議はその後、全議案を採決し、いずれも原案通り可決され、円満に閉会した。議事は全て終了し、新たな年度に向けて市と市民の発展を目指す動きが強く表れた。