令和2年豊川市議会第2回臨時会が5月13日、開会した。
本日は、豊川市議会での重要な議題として、令和2年度一般会計補正予算（第2号）などが議論され、特に新型コロナウイルス対策に関する措置が多くの議員から注目を集めた。
まず、総務部長の関原秀一氏が、令和2年度豊川市一般会計補正予算の概要について詳しく説明した。今回の補正予算では、特別定額給付金が大きな部分を占め、対象者には約187億円が配分される計画である。特に、支給対象者の生活を支援する意図から、市は特別給付金を世帯主に10万円ずつ支給することを決定した。これに対し、議員からは「特別定額給付金の申請方法とスケジュールについての詳細な説明が求められた。総務部長は、マイナンバーカードを用いたオンライン申請と郵送申請のプロセス、また市での審査後、最短で6月上旬に支払いを開始することを確認した。すでに、オンライン申請の受付は開始されており、この制度についての広報活動も進められている。
さらに、今回は福祉部長の桑野研吾氏による令和2年度国民健康保険特別会計補正予算と国民健康保険条例の一部改正についての説明も行われた。「新型コロナウイルスによって、生活が脅かされている市民に対して、国民健康保険の傷病手当金の支給を予定している」と述べ、流行の影響を受けている被保険者への配慮が示された。各議員からは、支給対象者の詳細や支給条件についての質疑が相次ぎ、今後必要とされる支援対応について意見が交わされた。
また、傍聴席には新型コロナウイルス感染症対策の一環として、参加人数が制限されている中での傍聴が行われた。市民からの声も踏まえ、迅速かつ適切な対応を求める意見が寄せられた。
今後、豊川市では新型コロナウイルスの影響が続く中で、適切な経済対策と市民への支援を継続的に行うことを目指すとし、市の準備が急務であることが強調された。