令和5年5月12日、豊川市議会第1回臨時会が開催された。
最初に臨時議長を務めることとなった山本和美議員は、議長選挙を進めるため出席議員の中で年長の議員として紹介された。
その後、竹本幸夫市長は、選挙で当選した新議員と再選を果たした議員に感謝の意を表明した。また、豊川市は市制施行80周年を迎えるにあたり、様々な事業に市民と共に取り組む姿勢を強調した。市長は、今後も議会と行政が連携し、豊川市をさらに発展させることを目指すと述べた。
次に、議長選挙が行われ、結果として早川喬俊議員が当選し、議長に就任した。早川議長は、議員としての責任を感じつつ自らの意志で議会運営にあたる決意を表明した。議長として、市民生活の向上を目指し、議会運営の公平性を確保する考えを述べた。
続いて副議長選挙が行われ、冨田潤議員が当選。冨田副議長は、暴力的な議会運営を避け、議長をサポートすると宣言した。また、常任委員と議会運営委員も選任された。これにより、議会の組織が整い、その後の議案審議に向けた体制が確立された。
重要事項として、令和5年度の一般会計補正予算について議論された。財務部長の八木敏光氏は、歳入歳出予算がそれぞれ72,989万円増加し、総額716億989万円となる補正内容を説明した。特に、電力価格高騰の影響を受けた世帯への支援策が強調され、住民税非課税世帯には一世帯当たり3万円の給付金が支給される方向性が示された。さらに、補正予算に関する質疑も行われ、市民の生活をどのように守るかが活発に議論された。
他にも、政策課題調査特別委員会の設置や固定資産評価審査委員会の委員選任についても承認された。特に、政策課題調査特別委員会は、東三河広域連合や市の総合計画に関連した調査研究を行う役割を担う。
最後に、東三河広域連合議会議員の選挙が行われ、倉橋英樹議員、堀内重佳議員、神谷謙太郎議員、中村直巳議員が当選したことが報告された。この結果を受けて、議会の一連の議案は無事可決された。今後は、議会の決定を受けた施策が実施されることが期待されている。