豊川市議会は令和3年第4回定例会を12月9日に開催した。会議では多くの議案が審議され、重要な内容が取り決められた。
特に注目を集めたのは、令和3年度境内の一般会計補正予算(第7号)に関する議案だ。補正予算には、健康カルテシステムの改修や新型コロナウイルス感染症対応に関わる施策が盛り込まれており、様々な議員から意見が寄せられた。
まず、豊川市子ども健康部長の木和田聡哉氏は、未熟児養育医療給付金について説明を行った。申請件数の増加により、給付額の増額を求めているという。また、特定個人情報を扱う際のセキュリティ対策についても言及し、個人情報の漏洩防止に努める意向を示した。これに対し、本定例会で発言した安間寛子議員は、補助金の使用に関し、透明性を求める声を上げ、正当な使用がなされるよう監視すべきとの見解を述べた。
次いで、教育用器具等整備費に関連する議論も行われた。教育部長の前田清彦氏が移動式階段昇降機の導入計画について説明し、必要性とその機能について詳細を伝えた。昨年度から発生した補助金に関しての質疑も相次ぎ、今後の対応に期待が寄せられる。
また、債務負担行為の設定についても質疑を行った横田光正議員は、施工時期の平準化を図ることの重要性を強調した。財産管理監の須川勝以氏も、工程が計画通り進むことを期待すると述べ、市民への説明責任を果たすよう期待が寄せられた。
最後に、豊川市庭球場整備工事に関する議案も可決された。これにより、12面のコート施設整備に向けた具体的な工事が進む見込みであることが報告された。
新型コロナウイルスの影響による中止事業の復活や地域経済への支援など、今後の市民生活への影響を考慮しつつ、議会全体で市民に寄り添った施策を構築していく意向が確認される結果となった。